結論
旧サイトは、新サイトが表示された直後に停止するのではなく、必要なデータと設定を保存し、旧URLから新URLへの転送、フォームや外部サービスの参照先、アクセスとエラーの状況を一定期間確認してから止めます。サーバー、ドメイン、SSL、メール、計測、外部連携の契約を分けて台帳化し、停止するものと継続するものを責任者が承認します。停止後も旧URLの転送と主要導線を再確認し、復旧に必要な保存先と担当者を引き継ぐことが重要です。
旧サイト停止を新サイト公開と同日に決めない
ホームページリニューアルでは、新サイトが正式ドメインで表示されたことと、旧サイトを止めてよいことは別の判断です。新しいページが開けても、旧URLからの転送、問い合わせフォーム、メール送信、計測、検索結果や広告からの遷移、外部サービスに登録されたURLまで正常とは限りません。公開直後は新旧の環境を見分けにくく、旧サーバーを先に解約すると、設定の比較や不足データの回収が難しくなります。
公開計画には、切り替え日とは別に旧サイトの停止判定日を置きます。停止までの期間は日数だけで決めず、主要URLと利用経路の確認、業務担当者によるフォーム受信、エラーやアクセスの監視、必要データの保存が完了したかで判断します。旧環境を残す場合も、一般公開を二重に続けるのではなく、正規URLを新サイトへ統一し、旧環境の役割を転送や復旧確認に限定します。
- 公開日と旧サイト停止判定日を分離
- 主要URLと業務導線を実際に確認
- フォーム・メール・計測を別項目で点検
- 旧環境の役割を転送と復旧確認に限定
- 完了条件を日数ではなく確認結果で定義
停止前の証跡・データ・契約を一つの台帳へ集約する
旧サイトからは、公開ファイルだけでなく、CMSの投稿データ、データベース、アップロード画像、フォーム履歴、アクセス解析の設定、DNSやSSLの情報、更新手順を保存します。画面をPDFにしただけでは、後から文章や画像を再利用したり、転送元URLを確かめたりできません。バックアップの取得日時、保存場所、開くために必要な情報、復元できる形式かを記録し、担当者以外も確認できる状態にします。
契約は、旧サーバー、ドメイン、SSL、メール、CDN、フォーム、計測、予約や決済などの外部連携を分けて整理します。旧サイトと同じ事業者で契約していても、停止対象が一括とは限りません。特にドメインやメールを誤って解約すると新サイトや業務へ影響します。契約名義、管理画面、更新日、支払い、解約対象、継続理由を台帳へ載せ、制作会社と社内責任者の双方で停止範囲を照合します。
- 公開ファイル・CMS・DB・画像を保存
- 取得日時と復元方法を記録
- DNS・SSL・メールをサーバー契約から分離
- 外部連携の管理画面と名義を確認
- 解約対象を責任者同士で照合

URL移行と外部経路を実利用ベースで確認する
旧URL一覧と新URLの対応表を作り、必要なページは内容が近い新ページへ恒久転送します。すべてをTOPへ送ると、利用者は探していた情報へ到達できず、移行後の問題も見つけにくくなります。統合したページ、廃止したページ、資料や画像のURLも区別し、転送先が連続して別URLへ移動していないか、存在しないページへ向いていないかを確認します。canonicalやサイトマップも新しい正規URLへ揃えます。
サイト内リンクだけでなく、検索結果、広告、SNSプロフィール、地図・店舗情報、求人媒体、プレスリリース、取引先ページ、メール署名、QRコード、ブックマークされやすい資料など、外から入る経路を確認します。変更できる登録先は更新し、すぐ変えられない経路は転送で受け止めます。PCとスマートフォンの両方で、TOP、主要サービス、問い合わせ、会社情報、よく参照される旧URLを開き、表示だけでなく次の行動まで完了できるかを点検します。
- 旧URLと新URLの対応表を正本化
- 内容が近いページへ個別転送
- 転送連鎖・404・正規URLを検査
- 広告・SNS・地図・求人等の登録先を更新
- PCとスマートフォンで次の行動まで確認
監視期間と停止判定を二段階で設計する
新サイト公開後は、初期確認と停止判定を分けます。初期確認では、正式ドメイン、主要ページ、画像、フォーム、通知メール、計測、構造化データ、サイトマップなどを確認します。その後の監視では、旧URLへのアクセス、転送エラー、存在しないページ、問い合わせの異常、社内外から届く報告を記録します。問題を直した場合は、変更内容と再確認結果を同じ台帳へ戻します。
停止判定では、必須データの保存、主要な転送、外部登録先の更新、業務導線、監視結果、契約範囲、復旧責任者をチェックします。重要項目が未確認なら、停止日だけを優先しません。一方、旧環境を理由なく残し続けると、保守対象やセキュリティ管理、費用が増えます。残課題には担当者と期限を付け、停止を妨げる課題と停止後でも対応できる課題を分け、根拠のある判定にします。
- 初期確認と停止判定を別工程にする
- 旧URLアクセスと転送エラーを監視
- 修正と再確認を同じ台帳へ記録
- 未確認の重要項目があれば停止を延期
- 残課題を停止前・停止後に分類
停止後の再確認と引き継ぎまでを完了条件にする
旧サーバーを停止した直後は、正式ドメイン、主要ページ、旧URLからの転送、フォーム、メール、外部サービス、画像や資料をもう一度確認します。停止によって初めて表面化する参照先や設定があるためです。問題が起きたときは、誰がどの保存データと契約情報を使って判断するかを決め、復旧や代替対応の連絡経路を共有します。停止前後の確認結果には日時と確認者を残します。
最後に、サイトの運用担当へ、新環境の管理画面、公開手順、バックアップ、ドメインとサーバーの更新日、外部連携、障害時の連絡先を引き継ぎます。旧環境の認証情報を無期限に残さず、保管が不要になったものは社内ルールに従って整理します。ホームページリニューアルは新しい画面の公開だけで終わりません。旧サイトを安全に停止し、新サイトを継続して更新・復旧できる状態まで確認して、移行完了とします。
- 停止直後に主要導線を再確認
- 日時・確認者・結果を記録
- 復旧データと連絡経路を共有
- 新環境の更新・契約情報を引き継ぐ
- 不要な旧認証情報を整理
よくある質問
新サイト公開後、旧サーバーは何日残せば安全ですか?+
一律の日数では決められません。必要データの保存、主要URLの転送、フォーム・メール・外部連携、アクセスやエラーの監視、契約範囲の確認が完了した時点で判断します。期間を先に決める場合も、未確認項目が残れば停止を延期できる条件を設けてください。
旧サイトの全ページを新サイトのTOPへ転送してもよいですか?+
原則として、内容が対応する新ページへ個別に転送します。代替ページがない場合は、廃止理由や必要な案内を検討し、無関係なTOPへの一括転送を避けます。旧URLと新URLの対応表を残し、転送連鎖や404も確認してください。
制作会社に解約を任せれば、社内の確認は不要ですか?+
社内確認も必要です。ドメイン、メール、フォーム、計測、予約・決済などは事業運営と契約名義に関わります。制作会社は技術設定を確認し、社内責任者は継続する契約、保存するデータ、業務導線、停止承認を確認して、両者の記録を照合してください。
提供サービス:FIRST INNOVATION WEB

